クラフトビールのECサイト「よなよなの里」を運営するヤッホーブルーイング(本社長野県、井手直行社長)は5月26日、同社のPR活動の一環として任意団体・定時退社協会(事務局長野県、井手直行理事長)を設立したと発表した。「『定時退社訓練』という取り組みを中心に、定時退社の考え方や働き方を見直す機会を提供していく」(井手理事長)としている。同日、定時退社訓練の動画もユーチューブを通じて一般に公開した。
動画には、システム開発企業など一般企業9社に勤める24人の社員が「定時退社訓練」に挑む様子が収められている。定時退社訓練として動画では、制限時間以内に規定のメール文章を打ち込む「メールタイピング訓練」や、「ホワイトボード消し訓練」など業務スピードの向上を図る5つのトレーニングに取り組んでいる。
井手理事長は、「『早く帰れる夜をふやそう』がスローガン。プレミアムフライデーやノー残業デー以外にも早く帰れる日を増やし、一人でも多くの人が自由にビールを楽しめる社会づくりに貢献して行く」としている。協会公式の「定時退社ビール」を、ヤッホーブルーイングの「よなよなエール」としている。
なお同協会では、「当協会は、定時退社訓練と関連するSNSキャンペーン以外の活動実態を伴わない。ただ、協会の理念はヤッホーブルーイングの想いを反映している」(広報)とコメントしている。
ヤッホーブルーイング/「定時退社協会」設立/主な活動内容は「定時退社訓練」
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