Cchannel/「神戸レタス」を買収/EC事業活性化に生かす

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Cチャンネルの森川社長がマキシムの取締役を兼任

Cチャンネルの森川社長がマキシムの取締役を兼任

 動画メディア運営のCchannel(Cチャンネル、本社東京都、森川亮社長)は4月下旬、女性向けファッションECサイト「神戸レタス」を運営するマキシム(本社兵庫県、橋本充生社長)を子会社化した。Cチャンネルは「将来的には全体売上高の半分をEC事業で生み出したい」(森川社長)と話しており、EC事業を強化していた。マキシムの買収でさらにEC事業を活性化したい考えだ。
 マキシムの取締役にCチャンネルの森川社長と福田貴史CFOが就任した。今回の資本提携における株式の取得比率や取得価額は開示していない。マキシムの社名や社員の処遇などに変更はなく、既存事業は継続する方針だ。
 Cチャンネルがマキシムの買収をどのようにEC事業の活性化に生かすかは明らかにしていない。ただ、CチャンネルはSNSで影響力のあるインフルエンサーを活用したEC事業を強化していた。アパレルの企画・製造から販売までを行うマキシムのノウハウを吸収することで、EC事業の展開をさらに加速できるだろう。
 マキシムにとってもグローバルで視聴者数が3億人を超える動画メディアを持つCチャンネルの傘下に入ることで、自社のEC事業を拡大できる可能性は大きい。
 マキシムの16年6月期の売上高は、44億7000万円。EC事業では自社サイト以外に大手ECモールに出店しており、各モールの表彰イベントでも数多くの賞を獲得している。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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