世界/動画広告サービス開始/中国版「Youtube」に出稿

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 インバウンドマーケティング事業を展開する世界(本社東京都、小林一弘社長)は1月24日、中国の動画共有サイト「youku(ヨウク)」での広告出稿サービスを開始した。月間アクティブユーザー数が5億人に上るとされ中国版ユーチューブとも称される「youku」に広告出稿することにより、現地ユーザーに日本製品のブランド認知を促すことができるという。
 同サービスでは、「youku」で再生される動画の前後にクライアントの広告を表示する。視聴するユーザーの性別や年齢に応じて、表示する広告を変える。主に日本のアニメやドラマを視聴するユーザーに向けて広告を配信できるという。「youku」では外部サイトへのリンクを掲載することができない。そのため、広告を見たユーザーを、「youku」内に開設した、クライアントの動画チャンネルに誘導できるようにした。
 広告費用は1クリックあたり10円。最低出稿金額は月額20万円としている。「アクティブユーザーの多い『youku』では、広告の内容にもよるが月間の広告クリック数は10万回を確保できる」(小林社長)としている。
 同社では、台湾などのテレビ局を招聘してニュース風のプロモーション映像を制作する事業も行っている。中国のユーザーは情報統制がされているため、海外のニュースを信頼する傾向がある。そのためレポーターが紹介するような、ニュース風のプロモーションが効果的だという。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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