RIZAPグループ/ぱどを子会社化/無料誌での販売促進本格化

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 RIZAPグループ(ライザップ)は2月13日、フリーペーパー発行大手のぱどを子会社化すると発表した。ぱどが実施する第三者割当増資を引き受け、株式の71・11%を取得する。1000万部以上を発行するぱどの媒体を通したプロモーションを本格化。テレビCMとのメディアミックスなども積極展開し、既存事業の売り上げ拡大につなげたい考えだ。
 ライザップとぱどは資本業務提携を締結し、ぱどが第三者割当増資で発行する1351万3515株を引き受ける。株式の取得価額は10億110円となり、3月31日を払込期日としている。ぱどが3月30日に実施する臨時株主総会で承認されることが条件となる。
 ぱどが発行する媒体の読者層は8割が20~40代と比較的若く、ライザッップの顧客層とも合致するという。新聞折り込みチラシよりも低コストで、配布地域をより細かく指定できるという。ライザップが実施しているテレビや全国紙などマスメディアへの広告と、ぱどの媒体広告を組み合わせたメディアミックスも強化したい考えだ。
 ぱどは現在、自社媒体を1188万部発行している。ライザップはぱどのメディア事業の立て直しを図りながら、20年度までに現状の2倍近い2000万部まで発行部数を拡大するという。ぱどを早期に黒字化し、高収益体質へ転換したい考えだ。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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