ドン・キホーテ/越境ECを開始/来日観光客を会員に

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 ドン・キホーテ(本社東京都、大原孝治社長)は8月18日、訪日観光客が帰国後に利用できる越境ECサービスを10月上旬に開始すると発表した。訪日時に実店舗で会員登録を促し、帰国後のリピート需要を取り込むのが狙いだ。
 新サービス「majica Premium Global(マジカプレミアムグローバル)」では、実店舗でも販売している菓子や化粧品などを越境ECサイトで販売する。サイトは、中国語・韓国語・タイ語・英語・日本語に対応。販売先は、東アジア地域の中国・台湾・香港・韓国・タイで、今後の拡大も検討している。
 ECサイトを利用できるのは会員のみ。国内の実店舗で会員を募集する。同社は昨年2月から、旅行前に商品の取り置きを予約できる「ウェルカム予約サイト」を開設しており、同サイトの会員とECサイト会員の統合も予定しているという。
 同サイトでの購入には、クレジットカードや銀聯カードのほか、同社オリジナルの電子マネー「majica(マジカ)」も利用可能だ。マジカは14年3月からサービスを開始しており、同社店舗で利用できる。電子マネーのチャージ時にポイントが付与される仕組みとなっている。現在の会員数は約400万人。
 同社では「マジカプレミアム」という名称で、電子マネー「マジカ」を軸とした、一連の新サービスを提供していくことを予定しており、越境ECサイトの開設はその第一弾となる。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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