ソフトバンク/インドEC最大手の筆頭株主に/677億円出資し、インド市場に先鞭

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ソフトバンクは10月28日、子会社を通じてインド最大級のECサイトを運営するスナップディール(本社インド ニューデリー、クナル・バールCEO)に約677億円を出資すると発表した。今回の出資でスナップディールの3割超の株式を取得し、筆頭株主になるという。同じく3割超出資した中国・アリババが9月19日にニューヨーク証券取引所へ上場し、7兆円以上の含み益を生んだばかり。成長性の高いインドEC市場でも先鞭をつけたい考えだ。
 スナップディールが運営する「snapdealcom(スナップディール・ドットコム)」は、マーケットプレイス機能を持ち、総流通額が2000億円を超えるインド最大のECサイトだ。2500万人以上の会員がおり、出品店舗数は5万店を超える。500種類以上の商品分野において500万品目以上の商品を販売しているという。
 インドのEC市場は年率5割のペースで拡大している。ただ、ソフトバンクのバイスチェアマン、ニケシュ・アローラ氏は、「インドはネット人口が世界3位だが、ECの市場規模はまだあまり大きくない」と言う。同社では今後、ネット環境が整備されることにより、インドのEC市場はさらに成長すると見ている。

(続きは本紙11月6日号で)

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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