シーズHD15年8月―16年4月期/営業利益11%増/広告宣伝を効率化、売上は微増

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 ドクターシーラボの持ち株会社、シーズ・ホールディングスの15年8月―16年4月期の連結業績は、営業利益が前期比11.0%増の43億2800万円だった。広告宣伝の効率化を重視し、全体の広告出稿額を予算比で抑制した。売上高は同1.7%増の265億2800万円の微増となった。
 経常利益は同8.5%増の42億9300万円、四半期純利益は同12.9%増の28億4400万円だった。
 15年11月に主力化粧品「アクアコラーゲンゲルエンリッチリフトEX」のリニューアル以降、購入履歴の長い優良顧客数が増加。このほか、「エンリッチリフトEX」と化粧水「VC100エッセンスローション」のテレビCMの放送に合わせて実施した、ダイレクトメール、割引券・販促品を使って休眠顧客の掘り起こしに反響があった。
 しかし、新規顧客の獲得数と購入履歴の短い顧客の継続率が想定を下回り、通販部門の売上高は同3.5%減の168億2600万円だった。
 通販全体におけるネット通販の売り上げ比率は45.6%となり、前年同期より3.0ポイント向上した。
 海外はSNS広告、メルマガ配信、百貨店の需要期におけるセールなどが奏功し、アジア各国でネット、店舗とも好調だった。中国人観光客をターゲットに、免税販売を行う空港店舗数を国内外で拡大し、売上高は同73.9%増の12億1300万円だった。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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