キリン堂16年2月期/越境EC売上10億円に迫る/今期は売上げ3倍増の30億円狙う

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 ドラッグストアを展開するキリン堂の16年2月期における越境EC売上高は前期比143・9%増の9億6500万円だった。同社は中国の越境ECモールに出店しており、15年11月には同モールのセールで1日に約4億5000万円を売り上げていた。今期(17年2月期)の越境EC売上高は前期比3倍超の30億円を目指すという。
 キリン堂は14年3月、中国のアリババグループが運営する越境ECモール「天猫国際(Tモールグローバル)」に出店した。同モールにおける品ぞろえを増やしながら、販促企画を強化していった。
 同モールが11月11日に開催している「独身の日セール」では、14年に約1億9000万円、15年には約4億5000万円を売り上げた。
 同社は中国において30万人以上の購入者データを保有している。今期はデータの数を、100万人以上に拡大する計画だ。
 同社は豊富な購入者データを武器に、中国EC市場攻略においてメーカーと強固な協力体制を構築、一気に売り上げ規模を拡大させたい考えだ。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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