ベガコーポ16年3月期/EC売上高80億円の見通し/今期はEC事業に注力

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 ECサイト「家具のロウヤ」を運営するベガコーポレーション(本社福岡県、浮城智和社長)の16年3月期のEC売上高は、前期比30%増の約80億円となる見通しだ。高価格な商品の動きが良く、顧客の単価が上昇した。今年3月には東京にショールームを開設し、商品を手に取れるようにして販売を促進している。
 今期から、EC事業に注力していく方針。15年12月には、スマートフォンゲームのNubeeTokyo(ヌービートーキョー)を会社清算した。「スマホゲームは開発費用が高騰しており、競合も多いためヒットの見極めが難しい。利益を上げるには、効率が悪いと判断した」(手島武雄専務取締役)と話す。希望者はベガコーポレーションに移籍し、すでに7人が東京支社でEC事業業務に従事している。
 また、15年秋から試験運用している越境ECサイト「DOKODEMO」(ドコデモ)が安定稼働している。「ドコデモ」は、日用品や化粧品など3000品目の日本製品を取り扱っており、稼働から半年で月間の取扱高は1000万円を超えた。中国語、韓国語、英語に対応し、3月までに23の国と地域に商品を発送した。商品数を拡充して事業強化を図っている。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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