GMOペパボ16年1-3月期/流通額が221%増/手作り品のECモール

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 GMOペパボが運営している手作り品に特化したECモールの16年1―3月期(第1四半期)における流通額は、前年同期比221・9%増の19億7100万円だった。積極的な広告展開でサービスの利用者を獲得。ユーザーの増加に伴い流通額の拡大が続いている。
 GMOペパボが展開している手作り品専門のECモールは「minne(ミンネ)」。アプリのダウンロード(DL)数は3月末時点で542万DLとなり、1年で約4・1倍に増えた。
 モールで販売中の作品数は200万点以上、登録中の作家数は20万人を超えている。
 「ミンネ」の利用者が急増している背景には、GMOペパボが短期的な利益を度外視して先行投資を行っていることがある。15年12月期は「ミンネ」の広告宣伝費として15億2500万円を投じ、テレビCMやネット広告を展開した。
 流通額の約10%がGMOペパボの手数料収入になるため、第1四半期における同サービスの売上高は推定約2億円。
 今年1月に月間10万円以上の売り上げがあった作家数は前年同月比16・7倍の1227人だった。月間販売額の最高は約400万円だったという。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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