ニトリホールディングス16年2月期/通販売上高は9%増/出店強化で認知度が高まる

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 ニトリホールディングス(HD)の16年2月期における通販事業の売上高は前期比9・8%増の170億円だった。全体の売上高に占める通販の割合は0・9ポイント上昇して3・8%となった。都内を中心に実店舗の出店を強めたことで認知度が上がり、通販サイトへの顧客流入につながった。また、スマートフォン向けアプリなどマルチチャネルを推進することで、ECサイトの利用機会が高まったとみている。
 15年6月の自社サイト刷新の際、CPUの不具合が原因で閉鎖状態が6日間続いたが、楽天市場やヤフーショッピングなどに誘導したことで売り上げ減を最小にとどめた。
 商品はオリジナルマットレス「Nスリープ」シリーズや、ソファ「Nポケット」シリーズが家具の売り上げをけん引した。また、15年2月に発売したスキレット鍋は、税込498円の格安な価格や、使い勝手の良さからSNSで口コミが広がって人気となった。

(続きは日本ネット経済新聞3月31日号で)

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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