花王/EC経由売上1500億円規模へ/1月には販売子会社の再編実施

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花王はこのほど、直販と卸を合わせたEC経由の販売比率が、2020年までに全社売上高の10%に達するとの見通しを明らかにした。花王の15年12月期の全社売上高は1兆4718億円。EC経由販売総額を、1500億円規模にまで成長させたい考えとみられる。
 花王は今年1月1日に、販売子会社の再編を実施。同日付で花王グループの一般消費者向け販売事業を集約する新会社として、花王グループカスタマーマーケティング(竹内俊明社長)を設立した。
 2月1日には、花王グループカスタマーマーケティング内に、EC領域における直販と卸を管轄する部署「Eコマース部」を立ち上げた。これまでグループ内の各社・各部署に点在していた花王グループのEC関連業務を一本化したのだ。
 花王では現在、直販を行うECサイト「花王の通販 花王ダイレクト販売サービス」を運営している。その他に、大手モール内には「花王」の名前を冠した情報サイトが設置されている。
 14年10月にアマゾン内に開設された情報サイト「花王ストア」では、商品販売を花王ではなくアマゾンジャパンが手掛けている。
 15年6月には、楽天市場内に情報サイト「花王MALL(モール)」が開設された。

(続きは日本ネット経済新聞3月17日号で)

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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