イケア/仙台店の通販が順調/受注件数は計画比20%上回る

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イケアジャパン(本社千葉県、ピーター・リスト社長)が15年12月に仙台店で開始した通販サービス「メールショッピング」が、当初計画を20%近く上回る注文件数となっている。売り上げや注文数は非公開。全体の注文件数のうち、家具の注文が約80%を占めている。
 「メールショッピングサービス」は、仙台店が限定的に展開している通販サービス。取り扱う商品は店舗と連動しており、サイトには店舗に在庫がある商品を掲載している。
 掲載商品を選択した後、購入リストを作成してメールで送ると、商品を注文できる仕組み。会員制度「イケアファミリー」の入会者だけが利用できる。
 イケアは国内に9店舗を構えており、メールショッピングサービスは福岡新宮店で14年11月に開始した。仙台店は2店目。仙台店は東北地方と北海道に限定して商品を配送している。植物や食品などを除く約7500品目が対象。実店舗の展開が中心だが、一度来店して帰ってから、サービスを利用する人が多いという。顧客の利便性を高める狙いで、サービスを開始した。
 イケアのサイトは通販機能がなく、製品カタログのような構成になっている。15年6月には、ECサイトを開設する準備があると表明している。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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