ビックカメラ/中国でネット通販開始/現地家電量販大手のサイトに出店

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ビックカメラは12月12日、中国の家電量販大手である国美電器と提携し、中国でのネット通販を開始した。国美電器の通販サイトに出店し、美容家電やカメラなど約450品目を販売する。国美電器の物流網やアフターサービスを活用することにより、中国での販売拡大を図る。
 国美電器は通販サイト内に、日本製品を扱う「日本館」を新設した。ビックカメラは「日本館」内に出店。注文を受けた商品は国美電器の物流網を活用して顧客のもとに配送する。ビックカメラは売り上げに応じて国美電器に手数料を支払う。
 ビックカメラと国美電器は商品の修理などのアフターサービスや、ポイントの相互利用、製品の共同調達などにおいても提携を検討していくという。ビックカメラの国内店舗においても、多くの中国人観光客が買い物をしている。日中の大手家電量販店が手を組むことにより、購買意欲が盛んな中国人の囲い込みを図る考えだ。
 国美電器としては通販サイト上の「日本館」に、ビックカメラ以外の日本企業も誘致したいという。化粧品や医薬品、生活用品、趣味用品、地方の特産品などもラインアップに加えたい考えだ。教育用品や日本への観光ツアーも販売する計画もある。通販サイトに高品質な日本製品を取りそろえることにより、中国人顧客の拡大を図る。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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