アイ・アンド・ティー／都内に初の実店舗／医薬品、酒類の発送も

家電や日用品のＥＣサイト「ＥＣ―ＪＯＹ」を運営するアイ・アンド・ティー（本社東京都、高橋英太社長）は１２月７日、東京・亀有に初の実店舗「ＪＯＹ！ＳＴＯＲＥ」を開設する。日用品を中心に販売し、年間１億円の売り上げを目指す。
　同社では従来の家電を中心とした販売から、総合ジャンルの品ぞろえにシフトしている。医薬品と酒類の販売免許取得を目的に、実店舗を開設した。今後はＥＣサイトでも医薬品と酒類の販売を開始し、商品は店舗から発送する。
　店舗は自社ビル内に構える。１階では医薬品や酒類、食品などを販売し、２階は１００円ショップにする。２階にはワゴンセールも常設して「ＥＣ―ＪＯＹ」で発生した在庫品も販売する。目玉商品を定期的に入れ替えて、来店を促す目的もある。３階は事務所として利用する。
　ＥＣサイトですでに利用している、価格が安い卸先から商品を仕入れる独自システムを店舗にも導入する。高橋社長は「対面販売を展開することで、顧客接点を増やすことができる。小売りの原点に回帰する目的もある」と話す。