オプトHD/中国越境ECに参入/中小70社の販売代行を開始

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 オプトホールディングス(HD)は中国ECモール大手の京東(ジンドン)集団と連携し、中国への越境ECに参入した。すでに京東集団傘下の海外法人出店型ECモール「京東全球購(JD Worldwide)」に出店し、国内70社以上の商品の販売代行を開始しているという。年内に参画企業を200社まで増やす計画。17年末までに2000社の参画企業を得たい考えだ。
 京東集団は6月、「JD Worldwide」内に日本製品の販売コーナー「日本館」を設置した。オプトHDは8月末、「日本館」内に日本商品専門モール「天喜日本生活直営店」を開設。日本企業から委託された商品の販売を開始した。
 オプトHD傘下のソウルドアウトが全国の中小企業に出品を促している。中小企業は商品情報を提供するだけで中国への越境ECを開始できる仕組みだ。中国の消費者から注文を受けると、出品企業はソウルドアウトが用意した国内倉庫に商品を発送する。それ以外の作業は必要ないという。中国への配送や顧客のサポート、決済業務などはすべてソウルドアウトが請け負う。
 同サービスの固定費は数十万円~(業種・業態によって変動)。費用を安価に設定することにより、中小企業が気軽に参画できるようにしている。
 「販売動向を見ながら、中小企業が中国のモールに独自出店するのをサポートしたり、共同で中国市場向けの商品を共同開発したりすることも視野に入れている」(中国ネットマーケティング支援事業部マネージャー・平山雄人氏)と話す。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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