【カタログから分析 通販会社調査隊】118 「iDog&iCat」/干支の着ぐるみが毎年ヒット

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 ペット用品の製造・販売を手掛けるゼフィール(本社富山県、長谷川恭市社長)が年2回発行する通販カタログ「iDog&iCat(アイドッグアンドアイキャット)」の目玉は、正月やクリスマスなどの年間行事に合わせたペット用ウエアの新作だ。その年の干支をデザインした商品が特に人気で、愛犬の写真を年賀状に使いたい飼い主から毎年注文が寄せられる。
 同社は89年に縫製の下請けメーカーとして設立された。03年以降はペット用ウエアの製造から販売までを一貫して手掛けている。縫製の下請け事業は子ども服やスポーツウエアが中心だったが、中国製造品の台頭で取引が減少。そこで愛犬家の社長がペット用ウエア専業で直販も行うことにしたのだという。
 現在はECサイトとカタログで、犬・猫用品を販売している。16年5月期の売上高は8億5000万円。カタログは卸販売でも活用されており、全社売り上げのうち一般顧客向けが売り上げの7割、卸販売が残りの3割を占める。

(続きは、「日本流通産業新聞」9月1日号で)

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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