【カタログから分析 通販会社調査隊】108 小樽ダイニング「おたるの春」/ただの食品カタログにしないコンテンツ

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 食品の製造販売を手掛ける小樽ダイニング(本社北海道、石川純一社長)は、小樽をはじめ北海道産の旬の食材を使って糖質制限食を販売している。糖尿病患者やダイエット中の人が無理なく継続できるよう、おいしいメニューの開発に余念がない。一般的な糖質制限食の概念を覆すようなパン、麺類、揚げ物、アジアンフード、スイーツなど豊富なメニューを取りそろえている。
 開発前からできる、できないという先入観にとらわれず、オールジャンルのメニュー開発に励むことがモットーだ。「おいしかった」「こんなメニューも欲しい」といった顧客の声は月に200~300件ほど寄せられる。
 種類が豊富で味もおいしいため、人気商品の動きは世間の食の流行に連動しているという。
 カタログは春、夏、秋冬合併号の年間3回発行。直近では4月に春号の「おたるの春」を発行した。全てのメニューで通常の調理より糖質が何%抑えられているかを明記している。
 「ただの食品カタログにしたくなかった」(販売促進部)と話す。昨年から、巻頭コーナーには小樽に関連するコラムを掲載するようにした。季節性を重視した内容とし、春号は小樽の桜とそれにまつわる筆者の思い出をつづった。

(続きは、「日本流通産業新聞」5月26日号で)

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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