【カタログから分析 通販会社調査隊】〈66〉 高島屋「TAKASHIMAYA×DoCLASSE」/ドゥクラッセと協業 カタログ活性化

「TAKASHIMAYA×DoCLASSE」の表紙

 高島屋はカタログ通販事業を活性化させるため、婦人服通販のドゥクラッセ(本社東京都、林恵子社長)と協業を開始した。協業プロジェクトの第1弾として、通販カタログ冊子「TAKASHIMAYA×DoCLASSE」を5月に発刊した。高島屋通販の65周年企画の一環と位置付け、同月、約32万人のカタログ顧客に送付した。
 同カタログ冊子には、ドゥクラッセの新作アイテムの中から高島屋バイヤーが選んだ22アイテムを掲載した。ドゥクラッセがターゲットとしている40~50代の女性向けのブラウスやTシャツ、パンツなどを紹介。3900~1万4900円の価格帯の商品を取りそろえた。カタログ冊子のクリエーティブはドゥクラッセが担当した。
 ドゥクラッセは女性の体形変化に合わせたアパレルの開発に強みを持つ。価格も1万~2万円と手ごろな商品が多いのが特徴だ。
 高島屋は今期(16年2月期)から「アクティブミセス」と呼ばれる活動的な女性をターゲットにした商品企画(MD)に注力している。同社のカタログ通販の主な顧客層は60~70代の女性。これらの世代より若い層をターゲットにしたドゥクラッセの商品を訴求することにより、新規顧客の獲得や既存顧客の活性化につなげたい考えだ。
 同社の15年2月期におけるカタログ通販事業は減収減益だったという。収益性を高めるため、カタログの部数を減らしたが、顧客数まで減ってしまったとしている。今期は顧客数の目標値に合わせてカタログ部数や顧客開発費を増やす計画だという。
 ドゥクラッセとの協業プロジェクトも、カタログ通販事業のてこ入れ策の一環だ。クロスメディア事業部の高橋豊部長は、「ドゥクラッセと共同発行したカタログの出足は順調。売り上げは目標を上回って推移している」と話す。
 6月中に友の会の会員40万人にも折込みチラシの形で同カタログ冊子を配布する。カタログ通販を利用したことがない顧客に対して訴求することにより、新規顧客を獲得したいという。


【カタログデータ】
 発行元:高島屋
 創刊:15年5月
 発行頻度:不定期
 発行部数:約72万部
 ターゲット:カタログ通販の顧客、友の会会員
 商品分野:女性向けアパレル
 構成:24ページオールカラー/縦18.5センチメートル×横21センチメートル


【会社概要】
 設立:1919年
 通販売上高:214億1100万円(15年2月期)※店舗在庫分含む
 社員数:9729人
 販売媒体:カタログ、ネット

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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