【カタログから分析 通販会社調査隊】〈55〉 オージーフーズ「とっておきやプレミアム」/オリジナルおせちを企画

オージーフーズ「とっておきやプレミアム」

食品の卸販売などを行うオージーフーズ(本社東京都、高橋徹社長)は、日本各地から商品を集め、販売している。14年5月期の売り上げは40億円。一般消費者に向けてカタログ通販やECなども行っている。
 全国から選りすぐりの食品を集めたカタログ「とっておきや」の創刊は07年。読者の約90%が60~80代の高齢者だという。カタログは、同社の新聞広告を見て商品を注文した顧客に向け発送している。
 12年5月から、カタログの名称を、「とっておきやプレミアム」に変更。ページ数を増やし、掲載する商品数を多くした。発行回数も年6回から年12回に増やした。
 年末には、自社で企画したオリジナルおせちをカタログ販売している。山口県の名産品かまぼこ「新川(しんせん)」をはじめ、日本各地のメーカーから一品ずつ厳選をした食品を集め、おせちセットとして販売している。おせちに採用した名産品の単品販売も行っている。
 社内におせち専門に考案する部署があり、年間を通しておせちの企画を行っている。近年は、子どもにも親しみやすいおせちを目指し、商品構成も大幅に変更している。消費者のニーズに合わせ洋食や、中華などの要素を盛り込んだおせちも開発していきたいという。
 10年には、自社内にコールセンターを開設した。開設から4年で、カタログへの反応が3倍に増加したという。コミュニケーションを重視した電話対応にしたことが、カタログ通販を利用する高齢者のリピート購入につながったのだという。「60~80代の求める、『対面販売のようなコミュニケーション』を実現したかった。そのために、効率は無視して、お客さまと長く対話をしたり、お客さまに向けてオペレーターから手書きの手紙を送ったり、さまざまな取り組みを行った」(高橋徹社長)と言う。
 コールセンターの開設により顧客の反応がダイレクトに伝わるようになり、商品企画にも顧客の意見を反映できるようになったという。


【カタログデータ】
 発行元:オージーフーズ
 創刊:2007年
 発行頻度:月1回
 発行部数:数万部
 ターゲット:60~80代の女性
 商品分野:食品
 構成:32ページ/A4変形オールカラー


【会社概要】
 設立:1988年
 社員数:56人
 通販売上規模:数億円
 販売媒体:カタログ、ネット

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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