【カタログから分析 通販会社調査隊】〈53〉 「タカシマヤ アムール・デュ・ショコラ カタログ」/スマホ連携強化し利用促進

「タカシマヤ アムール・デュ・ショコラ カタログ」表紙

高島屋は15年1月、バレンタイン向けカタログ「タカシマヤ アムール・デュ・ショコラ カタログ」を発行した。店頭やECサイトで実施している同社のバレンタイン向け販売企画「アムール・デュ・ショコラ」の利用を促すために同カタログを発行した。スマートフォン(スマホ)と連携したサービスを強化し、20~30代女性の開拓を図っている。
 同誌は、日本橋店や新宿店など全国9店舗で開催している「アムール・デュ・ショコラ」の特設会場で配布している。
 30代女性に人気の漫画「東京タラレバ娘」とコラボし、表紙などに漫画の世界観を反映させた。巻末には「東京タラレバ娘」の特別編を掲載し、同漫画のファンも取り込もうとしている。
 同誌には、同漫画とのコラボ商品をはじめとした独自商品も多数掲載している。有名ブランドの商品も取り扱っており、価格帯も1000円台から5000円台まで幅広くそろえた。
 高島屋で買い物をしたことがない20~30代女性にも利用を促すため、カタログ用に制作したコンテンツを活用し、スマホ向けサービスとの連携を始めた。
 写真共有SNSアプリ「Snapeee(スナッピー)」では、タレントを通して同企画に関連した情報を配信。タレントが同誌を見ながらバレンタインに向けて作戦を練る様子を写真で配信し、「スナッピー」ユーザーにイベントの周知を促している。
 漫画の吹き出しにあるセリフを自由に書き換えて送信できるコミュニケーションアプリ「コミコミ」とも連動企画を実施している。バレンタイン企画に関連した「東京タラレバ娘」のコンテンツを無料で提供し、カタログやサイトの認知度拡大を図っている。
 カタログを手にしたユーザーがスマホを通して掲載商品を購入しやすくなるように、新たにスマホアプリ「高島屋カタログスキャン」の提供も開始した。同アプリでカタログの商品画像を読み込むと、ECサイトの商品ページに遷移し、手軽にネットで購入できるようになる。同誌がアプリ対応の第1弾カタログだという。
 これまでもカタログと連動したECサイトを開設する取り組みは実施してきた。店頭の主な顧客層である50~60代、ECサイトの主な顧客層である30~40代に加え、20代や30代前半の女性を開拓するために、スマホ連携機能を強化したという。今後発行するカタログも、「高島屋カタログスキャン」に対応させる予定だ。今後も企画に応じてスマホ連携の方法を試していく考えだという。


【カタログデータ】
 発行元:高島屋
 創刊:15年1月
 発行頻度:1回(今回のみ)
 発行部数:非公開
 ターゲット:女性
 商品分野:チョコレートなど菓子
 構成:118ページ/A5変形判カラー(一部2色)


【会社概要】
 創業:1831年
 通販売上高:223億100万円(14年2月期)
 販売チャネル:カタログ、ネット

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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