【カタログから分析 通販会社調査隊】137 「優越感具現化カタログ」/部数、ページ数、商品数を拡大

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 新潮社が年に3回発行する通販カタログ「優越感具現化カタログ」は、アパレル、雑貨、食品などを「世界の逸品」として取り扱う。「週刊新潮」の読者が主要顧客となっており、通販顧客の平均年齢は65歳。昨年9月に発行した秋冬号ではセーターの売れ行きが順調だった。
 創刊は12年冬。A4サイズのオールカラーで約70ページ建て。2月中旬に発行する春号は3万部を発行する予定だ。カタログでは、「週刊新潮」で連載している通販ページに掲載した商品に限定商品を追加。約70品目を掲載している。
 15年からはカタログ限定の「優越食品館」として食品の取り扱いを開始した。今後は酒類の取り扱いも視野に入れる。
 注文は、電話、FAX、ネット、はがきで受け付けており、電話での受注が約9割を占める。
 従来、「週刊新潮」の通販ページが売り上げの柱となってきたが、雑誌の読者という見込み客の獲得が一巡し、「雑誌経由の通販売り上げは伸び悩んでいる」(ウェブ事業室)。そのため、現在はカタログを主軸とした戦略に移行して新規顧客の獲得を進めている。
(続きは、「日本流通産業新聞」2月9日号で)

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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