【水関連商品特集〈NB水素商品〉 インタビュー】〈新規獲得の強化とリーダー育成に着手〉ユニヴェール 平尾竜彦社長/フィールド目線の経営を目指す

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平尾竜彦社長

平尾竜彦社長

水素サプリメント「ラヴィ」を販売するユニヴェール(本社東京都)は15年1月1日付で、平尾竜彦執行役員事業本部長が取締役社長兼COO(最高執行責任者)に就任した。13年4月に策定した5カ年の中期経営計画に基づき、新規会員獲得の強化と、リーダー育成に乗り出している。平尾竜彦新社長に16年3月期の事業計画について聞いた。

 ─社長に就任するまでの経緯について聞きたい。
 これまで実質的なNB事業の運営をしてきた。執行役員などを経て6年目を迎える今年1月、社長の命を受けた。
 仕事の中身は変わらないが、社内のマネジメントを含め、後任の事業部隊を育てることもテーマの一つだ。
 ─15年3月期の状況はどうか。
 売上高は横ばいの見通し。4月1日に、価格改定を行い、主力製品の「ラヴィ」を値上げした。従来より1000円値上げして1万1000円とし、価格改定に合わせて、サイクルボーナスの報酬額を1000円引き上げた。
 14年4月から消費増税の影響があった。さまざまなコストが増えたこともあるが、家族の分も含め1回当たり3~4個購入していた会員の購入量が減った。7月まで影響を受けたが、現在は回復基調にある。
 年間を通じて行う長期キャンペーンと短期のキャンペーンなどに分けて取り組んでいる。
 ─月収30万円のタイトル「コマンセ」を増やすことを目標に掲げていた。
 愛用者志向の会員を大事にしつつ、次世代リーダーの育成を目指して取り組んでいる。「プルミエール」達成者は20人、「コマンセ」達成者は10人が新たに加わるなど、着実に成果につなげている。
 ─平尾社長が主催する「社長セミナー」も始めたと聞く。
 会員に会社の理念を伝えるための社長セミナーを開催しながら、会員の皆さまとのコミュニケーションを大切にしている。私も、元々はフィールドにいたのでまるっきり経営者という目線ではなく、会員の立場を尊重した形での説明をしている。
 今年のテーマは、当社の製品のファンづくりだ。楽しい仲間を作ることに主眼を置いている。「紹介する」という言葉を使わずに、「仲間づくり」ということを会員に訴えている。
 ─これまでリクルートしていない会員も着実に成果を出している。
 会員登録している人の多くは、何らかの収入を得ている。自分が製品を愛用しながら、売り手と買い手の関係を作らずに、一緒になって仲間作りを楽しく進めて行くことがとても重要だと思う。
 当社は、ネットワークビジネスで製品を流通させる意義を明確にするべきだと考えている。
 会員に対しては、企業理念や存在意義といった大義を明確に伝えていくことで、NB本来の組織作りに臨んでいきたい。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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