【ウィナライトジャパン マイケル・チェン社長】中国本社から新社長/チャリティーの理念を軸に再スタート

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 ウィナライトジャパン(本社東京都、マイケル・チェン社長)は2月15日に、中国本社から新社長を迎えた。創業者である陳懐徳会長の掲げる、チャリティーを重んじる理念を前面に押し出すことにより、再スタートを図っているという。今後の戦略と同社の方針についてチェン新社長に聞いた。



ーー御社の成り立ちについて聞きたい。
 ウィナライトインターナショナルは07年から、中国でサニタリー製品のネットワークビジネス(NB)を手掛けており、現在は87カ国に展開している。日本支部にあたる当社は12年にグランドオープンした。他のNB組織のトップリーダーだった私も、創業時に陳会長からスカウトを受けて参画した。
 陳会長は、中国民政部から8年連続で中国十大慈善家に認定されるほどのチャリティー精神にあふれた人物だ。貧しい農村の生まれだが、事業に成功し、その利益を社会に還元している。大学まで進学させてくれた母親を子宮がんで亡くした経験を持つため、世界中の母親を助けたいという思いも強いと聞く。当社の運営方針も陳会長のこうしたチャリティーに対する考え方に基づいて立てている。

ーー社長就任から取り組んできたことは。
 陳会長の思いを会員に伝えるようにしている。これまで日本では製品の品質の良さを前面に押し出しがちだった。当社の立ち上げにも参加し、アジア地域の顧問として当社に関わってきた私は、日本法人の社長に就任する前から、今後の方針について会長と綿密な話し合いを続けてきた。その中で、製品を前面に出すのではなく、会長の思いを伝えた方がよいという結論に至った。
 思いを語るだけでなく、行動で示すことも重要だ。日本でもチャリティーに積極的に取り組んでいく。


(続きは、「日本流通産業新聞」6月16日号で)

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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