【ロッピングライフ 中村雪浩社長】テレビ朝日の担当局長を兼務する/太いパイプ役となり業績に貢献

  • 定期購読する
  • 業界データ購入
  • デジタル版で読む
中村雪浩社長

中村雪浩社長

テレビ朝日の100%子会社で通販事業を手掛けるロッピングライフ(本社東京都)の新社長に、6月23日付で中村雪浩氏が就任した。浅地泰裕前社長は相談役に就いた。中村社長はテレビ朝日・総合ビジネス局ショッピング担当局長を兼務する。中村社長に両社の役職を兼務する目的や今後の抱負を聞いた。

テレビ朝日との連携を強化する

 ─テレビ朝日に籍を置きながら、ロッピングライフの社長を兼務する狙いは。
 「これまでの課題だった両社の連携を強化するためだと自分では解釈している。テレビ朝日・総合ビジネス局内のコンテンツビジネスセンター(CBC)という部署の中にショッピングを担当するセクションがある。従来、双方のコミュニケーションはあまり取れていなかったと感じている」
 ─テレビ朝日のCBCとロッピングライフは、どのようなすみ分けになっているんですか。
 「もともと通販事業はテレビ朝日本体が主体となって実施していたが、専門性を高め、より事業を拡大するという目的から、子会社に全面的に移管した。その際に、社名を現在のロッピングライフに変更した。ただし枠の確保や編成関連などテレビ朝日の社内調整も必要なので、テレビ朝日内にもショッピング担当部門を設けている。つまり、テレビ朝日との連携はCBCが担当し、実務の部分はロッピングライフが担うというすみ分けになっている」
 ─そういった意味では二足のわらじを履いた方が組織上いいわけですね。
 「そうだと理解している。テレビ朝日からすればロッピングライフは100%子会社なので、独立性だけでなく連携を強化していかなければならない。一方、ロッピングライフの視点からすると、編成や通販枠のことも含めて連携が弱いという思いがあったのではないか。それを解消していきたい」

(続きは「日本流通産業新聞」9月10日号で)

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

Page Topへ