【技術力のあるOEM】 東洋新薬/機能性表示を総合支援/トクホナンバーワンの実績生かし

  • 定期購読する
  • 業界データ購入
  • デジタル版で読む

健康食品・化粧品の総合受託製造メーカーである東洋新薬(本社福岡県、本部佐賀県、服部利光社長、(電)0942―81―3555)は、トクホナンバーワンの実績を生かし、機能性表示食品の開発から販売支援までをトータルサポートできる体制を構築している。
 同社はこれまでに取得したトクホ許可件数が258件(2015年2月現在)に達するなど、「トクホナンバーワン企業」としての地位を確固たるものにしている。トクホ許可取得で構築した研究開発体制とノウハウを活用し、機能性表示食品への対応でも一歩進んだサービス提供を行っていく考えだ。
 同社では機能性表示のサポートサービスとして、(1)機能性表示可能な素材の提案(2)有効性評価の実施(3)安全性評価の実施(4)顧客企業の希望を踏まえた機能性表示可能な商品(処方)設計(5)消費者庁への届け出手続き代行(6)広告表現の提案、販売促進のサポート(7)cGMPに準拠した工場での製造・検査─などを行っていく構えだ。
 「機能性表示可能な素材」の提案については、フラバンジェノールなど同社の独自素材にとどまらず、機能性対応素材として注目を集めている素材一般について情報を収集し、提供する。
 「有効性評価」については、研究レビューだけでなく、臨床試験の実施、作用機序の考察にまで対応する。特に、最終製品の臨床試験については「トクホに準じた試験」が必要とされており、トクホナンバーワン企業としての同社の強みが存分に発揮できる分野だと同社ではみている。
 「安全性評価」としては、医薬品との相互作用確認から、食経験情報の収集、機能性関与成分の安全性試験の実施、基原原料保証方法の確立までを視野に入れている。
 「商品設計」にあたっては、具体的な機能性表示・表現(ヘルスクレーム)の提案、キャッチコピーや、安全性評価に基づく注意喚起などを含めたパッケージ提案、機能性関与成分の商品中の含有量分析、安定性試験による含有量担保の確認などを行っていく考えだ。中でも、関与成分の含有量分析や安定性試験は、特に重要度が高い部分だとみて、同社では分析方法の研究を進めている。
 新制度では、受託製造会社に、高い品質保証体制が求められる。同社の鳥栖工場では、国際的に権威が高いとされる第三者認証機関、NSFインターナショナル(本部米国)から、cGMPに準拠した「NSF GMP適合施設」の認証を受けている。
 日本健康・栄養食品協会の健康補助食品GMP適合認定、品質ISO9001と食品安全衛生ISO22000の認証もそれぞれ取得。万全の体制を構築している。
 同社ではまず、5月20~22日に東京ビッグサイトで開催される展示会「ifiaJAPAN(アイフィアジャパン)」で、機能性素材の紹介をする考えだ。
■掲載企業
・東洋新薬
・ミリアグループ
・リプロス
・アリメント工業
・三協
など
(続きは日本流通産業新聞 3月26日号で)

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

Page Topへ