【決済特集】ライフティ ウェブ完結型分割サービス「WEぶんかつ」/<導入事例>エム・マーケティング/利用者の機会損失防ぎ、売上3割アップ

 社会人向けのスキルアップ教育事業を展開するエム・マーケティング(本社東京都、原田正文社長)は16年8月から、決済サービス支援のライフティ(本社東京都)が展開するウェブ完結型の分割払い(ショッピングクレジット)サービス「WEぶんかつ」を導入している。導入後は、決済ができない利用者の機会損失を防ぎ、売り上げが3割アップしているという。
 エム・マーケティングは15年7月に設立。創業者の原田社長は、ソーシャルゲームのグリーの事業責任者を経て独立した。社会人向けの教育事業にニーズを感じて27歳で起業した。2期目の17年6月期の売上高は7億円となり、業績を伸ばしている。
 事業のイメージについて「大人の学習塾」(原田社長)と話す。受講の対象となるのは、経営ノウハウを学びたい中小企業の経営者やビジネススキルアップを図ったり、起業を狙う社会人だ。受講者の業種は多岐にわたり、治療院や飲食店、エステサロンなど幅広い経営者がいる。
 受講者の新規集客は、ウェブ広告や経営者向けのFAXDMが中心。レスポンスがあった人に対して、受講説明会を開催し、契約するという流れだ。説明会で関心を持った人に、個別ブースで6~7人の歩合給比率の高い営業マン(契約社員)がクロージングする。契約の際は、特定商取引法が定める契約書面を交わし、クーリング・オフのほか、中途解約制度も設けている。
 講師は、各種業界で成功を収めている経営者が務め、1年間で6~7回のコースが中心だ。1~2カ月に一度のペースで行い、そのつど課題が出されるという。開催場所はその回ごとに異なり、受講者の多い地域を選択している。受講後の質問などについては、講師とオンラインで対応することでアフターフォローを充実させている。
 年間の受講金額は120万円前後。費用の中には、受講料のほか、講師の書籍や講義などを録画したDVDなどの教材なども含まれる。会社の経費として計上する人もいれば、個人で支払う人などさまざまだ。「通常のコンサルティングを依頼することに比べれば利用しやすくしている」(原田社長)と話す。
 
 ■「WEぶんかつ」導入で売り上げ3割向上

 決済手段は従来、銀行振り込みやクレジットカード決済のみで対応してきた。4割が銀行振り込みで、残りがクレジット決済だったという。
 ただ、銀行振り込みの未回収リスクに加え、クレジットカード決済の上限により、決済できないユーザーも出てきたことから、受講者から分割による支払ニーズが高まったことを受け、16年8月に「WEぶんかつ」を導入することに決めた。
 導入前は、2~3割の契約を落としており、機会損失になっていた。導入後は、クレジットカードで決済できなかったユーザーの利用が増え、売り上げが2~3割増加したという。
 「タブレット端末で決済できるため、ペーパーレスで煩わしさがないことも魅力」(原田社長)と話している。

*サービス概要
 ライフティ(本社東京都、馬場智社長、(電)03―6732―1450)は、ウェブ完結型の分割払い(ショッピングクレジット)のサービス「WEぶんかつ」を提案する。訪問販売の営業マンは、タブレット端末を活用する。紙ベースの申し込み書面が必要ないことが最大の特徴だ。
 ブランド品や楽器などの高額な趣味用品を販売するネット通販企業をはじめ、学習教材や太陽光・オール電化といった家庭訪販、家庭教師派遣付き学習教材販売、エステサロンなどの特定継続的役務に対応する。訪販企業をターゲットに需要の掘り起こしを推し進める。
 従来のような紙ベースの申し込み書面は必要なく、タブレット端末を利用して申し込みを行う。 専用の申し込みフォームに必要事項を入力するように業務フローを電子化した。

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