《化粧品通販支援サービス 特集》LINEやSNSを活用したプロモーションも増加

 化粧品分野は通販業界において、もっとも先進的なマーケティングを実施している。ターゲットがトレンドに敏感な女性であり、商材の利益率が高いため、広告予算も比較的大きいからだ。近年はLINEやSNSを活用したプロモーションが増えている。さらに、CRM(顧客関係管理)においてはマーケティングオートメーションを活用してリピート施策の効率と精度を高めようとしている。

■進むLINE活用

 化粧品通販企業のLINE活用が進んでいる。LINEが6月15日に開始したECサイトへの送客サービス「LINEショッピング」にはディーエイチシーやファンケルなども参加した。
 LINEは企業向けにアカウントサービスや広告サービスを提供。4月からはLINE経由でカスタマーサポートを実施できる「LINEカスタマーコネクト」の本各提供を開始した。今後、化粧品通販企業の活用も進みそうだ。

■インスタ画像を口コミに

 画像・動画のSNS「インスタグラム(インスタ)」を活用する化粧品通販企業も多い。
 インスタ上に自社のアカウントを開設し、商品コンセプトに見合った画像を投稿したり、広告を出稿したりしている。中にはSNS上で影響力を持つインフルエンサーと呼ばれるユーザーに、商品のPRを依頼するケースも増えている。
 コスメブランド「ライスフォース」を展開するアイムは、ランディングページ(LP)にユーザーがインスタに投稿した自社商品の関連画像を掲載し、転換率向上につなげている。
 15年10月にアライドアーキテクツが提供するSNSツール「ブツドリソーシャル」を導入し、SNS広告経由のLPに、ユーザーの投稿画像などを配置している。
 SNSユーザーが実際に投稿した画像がLPに並ぶことにより、来訪者の滞在時間は約2倍、転換率は約1.6倍に拡大したという。
 インスタにユーザーが投稿した商品の画像は、ビジュアルに訴えかけることができる口コミだという。商品の利用イメージや商品を利用したライフスタイルを想起させることができ、購買意欲向上に役立つと見ている。

■CRM強化のツール導入

 ファンデーション「エクスボーテ」など化粧品や健康食品の企画開発・製造販売を手掛けるマードゥレクスは、顧客のLTV(長期的にもたらす利益)を最大化するため、CRMシステム「カスタマーリングス」を導入した。顧客の購買データを蓄積し、趣味嗜好に合ったマーケティング施策を実施するためだ。
 「カスタマーリング」を導入する決め手になったのは、「シンプルさ」だった。データを蓄積した後、施策を迅速に実行できるスピード感や操作性がいいという。
 カスタマーリングス導入後、戦略商品を核にした定期購入のリテンション施策やクロスセルの取り組みを実施している。
 今後はLINE連携が可能な「カスタマーリングス」で、多彩な施策を幅広いチャネルで実現していきたいという。

*掲載企業
・アンダス
・FID
・プラスアルファ・コンサルティング「カスタマーズリングス」
・PRECS

(続きは、「日本流通産業新聞」6月29日号で)

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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