【特集 食品宅配】Vol.47 17年2・3月期業績出そろう/新規開拓順調な企業は好業績/人材確保、ウェブ活用が共通課題に

 食品や日用品を取り扱う宅配企業や通販企業の17年2・3月期業績が出そろった。ネットスーパーや生協、ECを利用する人の拡大で、食品宅配・通販を取り巻く環境は一段と厳しさを増している。その一方で、オイシックスなどの業績が好調の企業もある。高齢者向け宅配事業を展開するシニアライフクリエイトも順調に業績を伸ばす。全般的に新規顧客開拓が順調な企業の業績が好調だ。18年2・3月期の業績予想や各社の最新動向をまとめた。

■増収が2社、減収が8社に 
 通期決算を公表している食品宅配・通販企業10社のうち、2社が増収、8社が減収だった。
 2桁増収を維持したのはオイシックス。17年3月期における連結売上高は、前期比14.1%増の230億1600万円で、通期増収は16期連続。献立の付いたキット商材の好調ぶりが目立った。
 定期購入会員数は前期比23.7%増の13万7359人だった。「冷凍肉スライサー」や「真空包装器」など新たな設備を導入したことで、工場の生産力が2倍になった。これに伴いキット商材の累計出荷数は3月末で500万食を超えた。
 一方で、夕食食材を主力に自社の営業兼配送スタッフが対応するオーシャンシステムやショクブンは苦戦し、減収傾向に歯止めがかかっていない。
 国産の有機・低農薬野菜などを展開するらでぃっしゅぼーやと大地を守る会も減収。ウェブを活用したマーケティングに課題を抱えているようだ。
 シュガーレディ本社は、主力の無料試食会「シュガーパーティ」の開催回数が前期比10%減少したことで、新規顧客の開拓が進まなかった。

■掲載企業
・日本生活協同組合連合会
・らでぃっしゅぼーや

(続きは、「日本流通産業新聞」6月22日号で)

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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