【スポーツ健康食品】20年の東京五輪に向け市場拡大に期待/鍵は「シニア層開拓」「一般食品での訴求」

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 2020年の東京オリンピック開催を控え、一般消費者のスポーツ分野に対する関心は高まりつつある。国際市場調査を手掛けるユーロモニターによると、日本の「スポーツ・ニュートリション市場」は、15年に232億円規模になり、20年には244億円規模にまで成長すると推定している。無店舗販売業界においても、スポーツ訴求の健康食品のマーケットは今後拡大が期待できそうだ。本特集では、スポーツ分野に役立つ健康食品素材やOEM企業を紹介する。

 スポーツサプリ業界の通販会社や、OEM・素材会社などに取材する中で、見えてきた業界のキーワードは、「スポーツに取り組むライト層へのアプローチ」と「一般食品でのスポーツ訴求」という2点だ。
ライトなスポーツ人口の取り込みにスポット
 「SPORTS EPA」ブランドでスポーツ健康食品の通販を手掛ける日本水産は今夏、EPAを配合した、個包装の飲みきりサイズのゼリー「ファンライフスティックゼリー」を投入した。「中高年など、比較的気軽にスポーツに取り組むライト層を取り込むのが狙いだった」(日本水産・ファインケミカル事業部)としている。


■掲載企業
・ビーエイチエヌ
・ILS
・日本水産
・甲陽ケミカル
・日本ダグラスラボラトリーズ


(続きは、「日本流通産業新聞」10月27日号で)

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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