【海外向けネット通販を成功に導くサービス】〈トピックス〉 Payoneer/海外サイト売上の送金を簡単に/16年に日本で本格展開

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画期的な決済サービスを提供するPayoneer(ペイオニア、本社米国、スコット・ガリットCEO)は16年に日本支社を開設し、国内事業者向け国際送金サービスの提供を本格的に開始する。海外サイトでの外貨による売り上げを国内口座に送金する作業や手数料の負担を軽減する。米国「アマゾン」や東南アジア圏「ラザダ」など海外の主要ショッピングモールサイトと連携できる。
 200カ国以上からの資金受け取りに対応する。米ドル、ポンド、ユーロ建ての支払い受け取り専用口座をペイオニアで開設する。専用口座から日本円に両替し、国内口座に一括送金することもできる。
 「ラザダ」などサービス連携した海外モールサイトにおける売上金は、最短2~3時間で専用口座への入金が可能としている。独自サイトにおけるカード支払いや銀行振り込みといった支払い手段に対応する。専用口座への入金では、150種以上の通貨に対応している。
 ペイオニアの専用口座に集金することで、販売先の国々での口座開設の負担や、国内口座への送金に対するコストや時間の節約につなげる。
 Payoneerアカウントサービスの登録初期費用、口座維持手数料は無料。専用口座への入金では振り込み額の最大1%が手数料になる。日本円に両替して国内口座に振り込む場合は、総額の1・2%~2・0%を手数料として徴収する。サービス利用額に応じて、手数料の割引も行う。
 米ドル建ての企業間取引では、米国に法人がなくとも送金側に振込手数料負担をかけず資金を受け取ることも可能。主にネット卸で活用されているという。
 ▽日本語問い合わせ先:(電)03―4578―1755
 ▽問い合わせ対応時間:平日月曜日から木曜日の午後15時~21時

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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