ドテラ・ジャパン/ジャパン・コンベンション開催/アラマキ氏の新社長就任を発表

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 ドテラ・ジャパン(本社東京都)は5月29・30日の2日間、「ジャパン・コンベンション2015」をパシフィコ横浜で開催、IPC(独立プロダクトコンサルタント)約3000人が参集した。12年から社長を務めた番場孝氏が退任し、6月1日付で新社長に就任したクレイグ・アラマキ氏がスピーチしたほか、新製品を発表した。

米本社売上高は約10億ドル

 米本社のデイビッド・スターリング社長兼CEOがグローバルの概況を説明した。米本社は08年の設立以来、7年で年商約10億ドル(1000億円)規模の企業に成長。台湾やロンドン、香港、韓国、シンガポール、メキシコなどにも支社を展開する。特に、13年2月にオープンしたオーストラリア市場が好調だという。業績の向上に伴い、工場の設備を拡張し、15年2月には約400万本のエッセンシャルオイルを製造した。
 また米国でエッセンシャルオイルの効果について医療機関が研究に乗り出す動きが活発化していることを明らかにした。


アラマキ氏が新社長に就任

 12年から約3年間、社長を務めた番場孝前社長が退任し、6月1日付でクレイグ・アラマキ氏が新社長に就任する人事を発表した。番場前社長は顧問に就任した。
 アラマキ新社長は日系三世の米国人。サムスンやインテル、マイクロソフトなどで製品やサービスのマーケティングを担当した経歴を持つ。アラマキ社長は、「さまざまな企業であらゆる製品を手掛けてきたが、製品力にこれだけの優位性があるのはドテラのエッセンシャルオイルだけだろう」と強調した。
 同社の強みは、高いリテンションレート(更新率)で、業界の競合他社における平均更新率が約15%であるのに対し、同社は74%にも上るという。アラマキ新社長は、「この実績は、会社が良い製品を扱っているという証しだ」と自信を示した。さらに、エッセンシャルオイルの原産国で経済的な問題を抱える国の原料生産者と提携し、就労の機会を与えるプロジェクト「コ・インパクトソーシング」や、世界の困窮している人々の自立を支援する活動「ドテラ・ヒーリングハンズ基金」に言及。コミュニティに還元する仕組みを整え、世界をより良くする活動を実施していることを訴えた。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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