サンジュニア/ 「商圏拡大」「新卒採用」「広告強化」--三つの戦略で成長目指す

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 長野県を中心に農協との同行販売で太陽光発電システムや太陽熱給湯システムを販売するサンジュニア(本社長野県、西原秀次社長)の業績が好調だ。14年8月期の売上高は前期比30・3%増の43億円だった。同社は3年連続で約10億円ずつの増収を達成している成長企業だ。15年8月期は売上高50億円の達成を目指している。同社では、①営業エリアの拡大②新卒採用③テレビ・ラジオ広告展開の強化――の3本柱の戦略を進めることにより、さらなる成長を目指している。

15年中に千葉営業所の開設も視野

 同社は長野県を中心に営業を展開している。営業所は現在、長野・群馬・埼玉・山梨・栃木・静岡・東京・茨城の8都県に、計16拠点を展開。各地域の農協と販売提携を結んでおり、関東・甲信越地域に密着した営業を行っている。近年は関東エリアで商圏をさらに広げている。14年8月には茨城・笠間に新規営業所を開設し、関東北部に進出を果たした。年内には「千葉に営業所を開設する予定」(技術開発部)としている。
新規の営業エリアではまず、農協関連の事業所や職員寮について、太陽光発電設備の設置を手掛けるなど、産業用分野の営業を実施することにしている。その後、家庭訪販を強化していくという。農協職員との同行販売がメーンになるため、「まずは農協の人に当社の製品を、施設などを通じて知ってもらうようにしている。そうすることにより、同行販売の効率も向上する」(同)と話す。茨城エリアでは、産業用分野の営業活動が順調に推移しており、その後の家庭用太陽光発電設備の販売も順調に伸びてきているという。

(続きは「日本流通産業新聞」6月4日号で)

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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