健康コーポレーション 15年3月期/連結売上は64%増の391億円/ライザップは100億円突破、通販事業も増収

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健康コーポレーションは5月12日、15年3月期の連結業績を発表した。売上高は前期比63・5%増の391億100万円に拡大した。パーソナルトレーニングジムを展開する子会社・ライザップの売上高は前期比2倍以上に拡大し、100億円に達した。通販事業も広告宣伝費の大幅な増加などが寄与し、増収になったという。
 ライザップがグループの売り上げ拡大をけん引している。15年1―3月は前年同期比2倍以上となる13億円の広告費を投下したことにより、1月の問い合わせ件数が過去最高となった。3月の利用者数も過去最高を記録した。ライザップの売上高は、立ち上げから3年で100億円の大台を突破したという。
 次年度への先行投資という意味も含め、15年1―3月は、通販事業にも前年同期実績を大幅に上回る4億円以上の広告宣伝費を投下した。積極的な販促施策が奏功し、美容・健康関連商品の通販売上高は前期比37・9%増の125億8600万円になった。
 アパレル通販を行う子会社のエンジェリーベは14年9月にマタニティー商品の通販カタログを廃止し、ECサイトに事業を集約した。売り上げは伸びていないが、コスト削減により収益構造は改善傾向にあるという。
 連結業績における営業利益は前期比87・0%増の21億800万円、経常利益は同49・3%増の19億4600万円、当期純利益は同39・4%減の16億3600万円だった。売り上げ、利益とも当初の予想を上回る結果となった。
 16年3月期の連結業績は売上高が前期比53・8%増の601億3000万円になると予想している。営業利益は同137・4%増の50億400万円を、経常利益は同140・2%増の46億7600万円を、当期純利益は同86・5%増の30億5200万円を、それぞれ見込んでいる。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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