やずや/50代ターゲットに新事業/女性誌「コトレシピ」を新装刊

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会見で事業説明をする矢頭徹社長

会見で事業説明をする矢頭徹社長

やずや(本社福岡県、矢頭徹社長)は3月4日、都内で会見を行い、50代以上をターゲットに、(1)マーケティング調査機関の運営(2)雑誌メディアの出版─の二つの新事業を開始すると発表した。3月5日には、50~60代向けの女性誌「コトレシピ」を新装刊、全国主要書店などでの販売を開始した。
 同社がこのほど立ち上げたのは、50代以上による50代以上のための総合マーケティング調査機関「コトレシピ総研」。
 50代以上の優秀なマーケッターが、50代以上の視点に寄り添いながら、50代以上が本当に欲しがる商品・サービスをメーカーなどと共同で開発していくという。
 1業種1社、計30社と提携し、商品・サービスの開発を進めることを目標にしているという。
 「総研」のシニアブレーンとしては、元子ども調査研究所主任研究員の近藤純生氏と、元博報堂生活総合研究所所長の林光氏、デジタルメディア研究所所長の橘川幸夫氏の3氏を迎えた。
 一方、出版事業においては、50~60代の女性・夫婦をターゲットにした雑誌メディア「コトレシピ」を新装刊した。やずやグループのみらい出版から発行する。A4変形判で通常は148ページ構成。新装刊号のみ164ページとなる。全国の書店や定期購読で流通させる。新装刊号の通常版は3万部を、ダイジェスト版は20万部を発行。
 従来の「コトレシピ」は「国内旅行」「海外旅行」「ライフスタイル」などの分野ごとにまとめた5冊を一組にした季刊誌として発行しており、5冊をそれぞれ別の制作会社が担当していた。しかし新装刊にあたっては、編集方法を変更。発行ペースも隔月刊の年6回発行に改めた。

(続きは本紙3月12日号で)

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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