エーエルイー/訪販から業態転換/産業用太陽光の販売を拡大

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 太陽光発電の販売と施工を手掛けているエーエルイー(本社愛知県、川瀬友和社長)が産業用太陽光発電の売り上げを急速に伸ばしている。14年3月に住宅用太陽光発電の訪問販売から全面撤退し、法人向け事業に特化した。14年秋には業務用エアコンの販売を開始するなど、法人事業の取扱商材を拡大。15年3月期の年商は約30億円に達する見通しだ。法人事業を経営の柱に据え18年3月期に株式上場を目指す。

 エーエルイーは83年の創業。太陽光発電の黎明期から訪問販売を手掛けてきた。近年は省エネブームや政府の普及促進策を追い風に急成長を遂げ、14年3月期の売上高は約47億円だった。
 さらなる業績拡大を狙い、市場動向や中長期的な展望を踏まえ訪問販売から撤退。成長分野である産業用太陽光発電の販売と施工に特化した。
 業態転換に伴い15年3月期は減収を見込むものの、月商は増加基調にあり、1月の月商は4億5000万円となる見通しだ。
 産業用太陽光発電は出力50kW未満の低圧受電設備を中心に販売。工場やビルの屋根、遊休地などに設置している。豊富な実積に裏打ちされた施工技術が強みだ。太陽光発電を単なる投資商品として提案せず、環境への貢献を説明し、電力を自家消費するエネルギー自立型のライフスタイルを提案している。

(続きは本紙1月22日号で)

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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