ナガセビューティケァ/独自食品素材の研究が受賞/記憶障害に改善効果

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 ナガセビューティケァ(本社東京都、吉野公啓社長)は8月30日、独自に開発した食品素材「発酵オタネニンジン―CD」の研究が、和漢医薬学会において優秀発表賞を受賞したと発表した。アルツハイマー型認知症モデルのラットに対して同素材の投与を行ったところ、記憶改善の効果が認められたという。
 「発酵オタネニンジン―CD」は、高麗人参として知られるオタネニンジンの根を発酵させ、ナガセビューティケァが開発した食品素材。機能性成分「M1」を含んでいる。この食品素材については、福岡大学薬学部がアルツハイマー型認知症に対する研究を行っている。
 学会での発表内容によると、「オタネニンジン」と「発酵オタネニンジン―CD」を、それぞれ別々の認知症モデルのラットに、7日間投与した。その結果、「オタネニンジン」を投与したラットには空間記憶障害の改善効果が認められなかったのに対して、「発酵オタネニンジン―CD」を投与したラットでは、改善の効果が認められたという。
 ナガセビューティケァでは、今後も同素材の有効性について研究を重ねていくとしている。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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