ポーラ/上方修正を上回る売れ行き/「リンクルショット」87億円突破

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7月に展開された「リンクルショット」の電車内広告

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 ポーラはこのほど、シワ改善の薬用化粧品「リンクルショット」について、17年1月の発売から半年で62万個を販売し、87億円を売り上げたと発表した。ポーラは5月に、「リンクルショット」の年間売り上げ目標を、当初の100億円から125億円に上方修正したが、現在は修正後の目標を上回るペースで売れ行きが推移しているという。
 「リンクルショット」を購入した顧客のうち、新規顧客の比率は24%だった。新規顧客の内2回以上の購入につながった人の割合は30%に上るとしている。ポーラでは、「リンクルショット」のリピート顧客の多くが、「リンクルショット」を求めるだけでなくポーラの固定客になっていると捉えている。17年12月期以降も業績を支える基盤になるとしている。
 「リンクルショット」に関して、ポーラ・ザ・ビューティーや従来型の訪販チャネルでの販売比率は、86%に上っている。ポーラでは当初、訪販チャネルで既存顧客に訴求する商品として「リンクルショット」がヒットすることを想定しており、それによって従来品の売れ行きは落ちると予想していた。17年6月末時点では、逆に新商品が併売効果を生んでおり、従来品の販売拡大にも貢献しているとしている。
 「新商品で新規顧客と既存顧客の両方のニーズを獲得することに成功した。お客さまには、これをきっかけにサロンに足を運んでいただき、ポーラのビューティーディレクターのエステやカウンセリングを受けてもらい、生活の中にポーラを浸透させてもらいたい」(ポーラオルビスHDコーポレートコミュニケーション室)と話している。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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