アイケイ17年5月期/営業利益171%増/増収で2期連続の3桁増益

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 生協ルートを中心とした通販事業を手掛けるアイケイが7月11日に発表した17年5月期の連結業績は、営業利益が前期比171.4%増の5億5700万円だった。通販を中心としたメーカーベンダー事業が2桁の増収となり、営業増益に寄与した。16年5月期の営業利益も前期比219.5%増の2億500万円で、2期連続の3桁増益となっている。
 売上高は前期比9.8%増の152億7300万円だった。事業別の内訳は、通販中心のメーカーベンダー事業による売上高が同10.5%増の140億5300万円、有店舗による化粧品販売のSKINFOOD事業は同4.9%増の9億9300万円、ITソリューション事業は同8.0%減の2億2700万円だった。
 メーカーベンダー事業は、自社ブランド化粧品「LB」、ロコモティブシンドロームを予防する健康商品「Locox」、食品を提案する「マザーズマーケット」などの商品開発やプロモーションを強化した。
 返品調整後の売上総利益率は39.9%で前期比0.3ポイント悪化。販管費は前期比2.9%増の55億3800万円だったが、売上高販管費率は36.3%となり同2.4ポイント改善している。
 販管費は前期から1億5550万円の増加で、売上高は13億6577万円増えており、経費をかけずに増収につながっている。
 経常利益は同204.0%増の5億5400万円、当期純利益は同480.0%増の4億2500万円だった。
 今期の業績見通しは、売上高が166億1000万円、営業利益は5億8500万円、経常利益は5億9000万円、当期純利益は4億3000万円を予想している。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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