ファンケルの新戦略/大容器化粧品に挑戦/機能性は10品強を届け出

 ファンケルは今期(18年3月期)、商品戦略を強化する。主力のファンケル化粧品は、内容量が100ミリリットルクラスとなる大きな容器を使った新商品を開発。健康食品は現行よりも高品質で、高価格と位置付ける新たなシリーズの商品化を計画している。ヒット商品となっている機能性表示食品は今期、新たに10品目強を届け出る予定だ。広告先行戦略を軸とした3年間の中期経営計画(中計)は、今期が最終年度となる。これまでの広告投資で化粧品、健康食品とも新規顧客開拓が順調に推移しており、新商品の開発で新たな顧客を獲得していく。

■20~30代と60代以上の顧客獲得へ

 ファンケル化粧品の主力顧客層は30代後半から50代の女性。今期は20代後半から30代前半の顧客と、60代以上の顧客開拓を強化する。20代から30代の新規顧客は、無添加スキンケアの「アクティブコンディショニングベーシック」や、ニキビケアの「アクネケア」をメインに獲得する。
 60代以上の顧客は、昨年10月から発売している発芽米発酵液を使用したエイジングケア「ビューティブーケ」を中心に獲得を狙う。
 新規顧客獲得の一環として、容量が100ミリリットルクラスの新商品、新ブランドを計画。現在の30ミリリットルとは一線を画した新商品を「今期末から来期早々には発売したい」(島田和幸社長執行役員)考えを明らかにした。
 業績が回復基調にあるグループの化粧品通販会社アテニア(本社神奈川県、須釜憲一社長)も今期は、革新的な新商品を発売する。すでに4月17日、朝用の美続乳液「デイエマルション」を発売したほか、5月17日には写真の修整技術から発想を得た肌質修正下地「スキンレタッチャー」を発売する。

■品質高めた健食シリーズを計画

 健康食品も今期は商品面を強化する。ビタミンやコエンザイムQ10、DHA、EPAなどを一包のパックにした「基本栄養パック」を5月19日に発売。「基本栄養パック」の購入者に機能性表示食品を提案して、クロスセルの強化を図っていく計画だ。

(続きは、「日本流通産業新聞」5月18日号で)

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