ポーラ/新肌分析システム計2000台導入

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 ポーラは7月1日から、全国の「ポーラ ザ ビューティー」650店舗と、郊外型サロンのエステインなどのポーラの店舗に、新しい肌分析システムを計2000台導入する。
 肌カメラを使った分析結果や、過去の1万6000件の肌データを基に、顧客一人一人の肌にあったお手入れ方法や化粧品などをビューティーディレクター(BD)が提案していく。
 これまでもポーラでは、顧客の肌の分析結果を基にBDが顧客に商品を提案するかたちで、「APEX(アペックス)」シリーズの化粧品を販売してきた。ただ、「APEX」専用の分析システムでは、肌のチェックとカウンセリングに30分程度かかってしまう上、研究所に回して分析結果が出るまでに1週間程度を要していた。結果が出てからBDと顧客のスケジュールが合わないことも多く、分析結果をすぐに顧客に伝えられないケースも少なくなかったという。
 新たな肌分析システムでは、20分程度で肌のチェックが可能。分析結果もその場で出るという。
 顧客の肌分析結果を基に、BDが「APEX」シリーズ以外の商品やお手入れ方法を提案する。より詳しい肌分析が必要なケースでは、BDが「APEX」シリーズを勧めることも想定しているという。
 肌分析の結果は、ポーラのホームページ上でも見られるようにする。肌チェックの後ならば、いつでもどこでも顧客が自身の肌の状態や、「あなたのためのお手入れアドバイス」を、ウェブ上で閲覧できるようにするという。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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