ほぼ日16年9月―17年2月期/売上高は27億円/手帳の越境EC売上が拡大

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 情報サイトの運営やオリジナル商品を販売する、ほぼ日の16年9月―17年2月期(中間期)の売上高は27億1497万円となった。ECの売上高は公表していない。中国のSNSで宣伝したことにより主力商品「ほぼ日手帳」の越境EC売上高が拡大した。手帳以外の商品の販売が順調だったことも増収要因となった。
 営業利益は7億1947万円、純利益は4億6254万円だった。前年同期の業績を開示していないため増減率は非公表としているが、「売上高は約2.3%、営業利益は約8.9%伸びた」(管理部)と言う。
 「ほぼ日手帳」の売上高は海外ユーザーの平均購入単価が低下したため、前年同期比で微減だった。書籍やアパレルなどの新商品の販売が順調だったことで、手帳の売り上げ減少分を補い、全体の売上高増加につながった。
 「ほぼ日手帳」は例年、下期で売り上げが落ち込む傾向にある。過去の手帳カバーを販売する「ほぼ日手帳アーカイブショップ」を設けたほか、カバーとセット販売の対象となる商品を増やすなど、顧客の利便性を高め、売り上げの拡大を図っている。
 17年8月期の売上高は前期比1.3%増の38億1700万円を計画している。営業利益は同0.2%増の5億円、経常利益は同3.6%減の4億8400万円、純利益は同7.8%増の3億2900万円を見込んでいる。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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