シーズHD16年8月ー17年1月期/通販微減も卸、海外好調/サイト刷新遅延で通期は下方修正

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 シーズ・ホールディングス(HD)の16年8月―17年1月期(中間期)の連結業績は、営業利益が前年同期比47.9%増の45億円だった。16年2月に買収したエステサロンのシーズ・ラボの売り上げが加わったほか、ドクターシーラボの卸販売と海外売り上げが伸長したことにより増収したことで売り上げが拡大。増収に伴い2桁増益となった。しかし、今年2月を予定していた通販サイトのリニューアルオープンが1カ月超も遅延し、シーズ・ラボの今期中の店舗数拡大が想定より進まなかったこともあり、通期連結業績を下方修正した。
 連結中間売上高は同20.7%増の211億7500万円、経常利益は同51.7%増の46億5400万円、四半期純利益は同67.0%増の35億1400万円だった。
 ドクターシーラボは海外と卸販売の伸長により通販の売り上げ構成比が減少し、通販売り上げは同1.8%減の113億1700万円だった。卸販売は同26.1%増の42億6400万円、対面販売は同8.3%増の20億800万円、海外を中心としたその他事業は同192.3%増の22億8900万円となった。
 下期(17年2―7月期)は、主力化粧品「アクアコラーゲンゲル」に次ぐ育成ブランドと位置付けている「VC1000」シリーズに大型新商品となるゲルを投入。これまでアプローチが弱かった20代後半から35歳までをターゲットに顧客層を拡大する。「VC1000」シリーズのテレビCMとサンプリング活動も積極化する。

(続きは、「日本流通産業新聞」3月23日号で)

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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