電解水素水整水器の職域販売などを手掛ける日本トリムは水素水のエビデンス取得に力を入れている。同社と、帯広畜産大学臨床獣医学研究部門の佐々木直樹准教授との共同研究チームは3月15日、「競走馬の消化器症状に対する電解水素水の効果」に関して研究成果をまとめた論文が、競走馬の学術誌にアクセプトされた。電解水素水は、競走馬のパフォーマンス低下の原因となる食欲低下の予防に役立つことが明らかになった。
発表した論文のタイトルは「大井競馬場競走馬の消化器症状に対する電解水素水の効果」。同論文は、JRA 競走馬総合研究所が発行する「馬の科学」3月15日発行号に掲載された。
試験は、東京・大井競馬場の協力のもと実施された。試験の対象となったのは、大井競馬場で調教されているサラブレッド16頭。16頭のうちに9頭には電解水素水を、7頭には水道水をそれぞれ1カ月間飲用させ、レース出走前後の食欲スコアなどを観察した。
水道水を飲んだ競走馬は、レース本番前後に食欲が低下する傾向がみられた。一方で、電解水素水を投与した競走馬は、レース前後に食欲良好な状態で体調を維持できたという。
(続きは、「日本流通産業新聞」3月16日号で)
日本トリム/水素水のエビデンス取得に注力/帯広畜産大学との共同研究を発表
記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。