経済産業省/売電価格28円に/産業用には入札制導入

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 経済産業省は3月15日、17年4月以降に設置した太陽光発電の売電価格を決定した。出力制御対応機器を設置しない住宅用太陽光発電の買い取り価格は、前年度より3円安い1キロワットあたり28円になる。
 買い取り価格は、出力制御に対応する住宅用太陽光が28円に、出力制御を行うエリアでは30円になる。2000キロワット未満の産業用太陽光も前年度より3円安い21円になった。2000キロワット以上の大型発電所には入札制が導入される。
 買い取り価格が電気料金にさらに近づくため、発電した電力を売らずに使う自家消費需要の高まりが予想される。投資目的から節約目的に、太陽光発電の営業手法も変更が求められることになる。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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