産電/人材確保を強化/初の新卒採用活動を開始

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 太陽光発電を販売する産電(本社大阪府、徳永晴彦社長)が、人材確保の強化に乗り出している。3月1日から、90年に設立して以来初となる新卒採用活動を開始した。新卒採用では10人以上の確保を目指し、慢性的な人材不足の解消を図りたい考え。
 18年春入社の新卒は、営業職で募集している。採用後は3カ月間におよぶ研修後、訪販の営業と法人営業に人員を充てる。
 同社は、昨年4月~今年3月にかけて営業職で23人を中途採用している。しかし、3月現在まで定着しているのは4人のみで、離職率の高さに悩まされている。新卒社員に手厚い研修を実施し、定着率の改善につなげる。
 同社は全国7都市に支店を構えており、1支店当たりの営業マンは5人という営業体制だ。4月には仙台に支店を開設し、営業エリアを拡大する。
 1月に新築のハウスメーカーを対象に太陽光発電を販売する部署を新設し、2人の担当者が活動している。
 営業エリアの拡大と新規事業の展開で更なる人手不足が予測されるため、新卒採用で人員を補填したい考え。
 求人は「マイナビ」を利用する。3~6月にかけて本社のある大阪市と、関東地方の拠点である横浜市で会社説明に関するセミナーを開催するとともに、社長を交えた食事会も行い学生にアピールする。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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