ヒラキ16年4月―12月期/通販売上7%増の73億円/CM、広告、クーポンで新規獲得

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 ヒラキの16年4―12月期(第3四半期)における通販事業の業績は、売り上げが前年同期比6.5%増の73億1400万円、営業利益は同29.0%増の8億7000万円だった。テレビCMに加え、ウェブ戦略を強化した。上場10周年を記念したクーポン配布などの販促策が奏功し、新規顧客の獲得が進んだ。総売り上げは同2.9%増の140億9100万円だった。
 テレビCMではネット限定商品などを紹介し、ECサイトの利用を促した。今期は関東、関西、東海地方を中心に4カ月にわたり放映した。
 新規顧客獲得には実店舗も活用している。マルエツなど全国のスーパー、100円ショップ、携帯電話ショップなど約1万5000店舗でダイジェスト版のカタログを設置している。今期はテレビCMで反応が良かった地域を中心に200万部を設置している。
 上場10周年を記念した商品の人気も売り上げ増を後押しした。昨年8月から販売している「ジョグ軽・秋冬モデル(780円)」の受注数は累計11万足、「ファミッポン(499円)」「ボアモカ(780円)」は各13万足となった。
 17年3月期の連結業績における通販売上高は前期比10.0%増の99億円を見込んでいる。このうちEC売り上げは同約10.0%増の52億4700万円を計画している。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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