ポーラ/抗シワで初の認可/化粧品の医薬部外品発売

 化粧品大手のポーラは1月1日、「抗シワ」をうたう医薬部外品「リンクルショット メディカルセラム」を発売した。新規の有効成分「ニールワン」を配合している。「シワの改善」をうたう医薬部外品が承認されたのは同商品が初めて。医薬部外品で、新規の有効成分が認められたのは2009年以来7年ぶりだ。
 ポーラの研究開発を行うポーラ化成工業(本社神奈川県、三浦卓士社長)は2002年、シワの原因の一つに「好中球エラスターゼ」という酵素が影響していたという事実を解明。同酵素の活性化を阻害するための成分を開発するために、7年を要したという。医薬部外品の申請から、厚生労働省の認可が下りるまでに、さらに8年がかかった。
 改善の効果は、日本香粧品学会の「抗シワ製品評価ガイドライン」に沿って評価した。シワのある68人の女性を対象に、有効成分を含まないプラセボと比較対照した試験を実施。12週間の利用で7割の女性にシワの改善効果が見られた。
 同商品の販売は「ポーラ ザ ビューティー」や百貨店、訪問販売などの対面のみで、2年間限定で行う。2013年に発生したカネボウの美白化粧品の白斑問題では、原因の一つに有害事例の把握が遅れたこともあったと指摘されている。そのため同社では自主的に、同商品の販売については、購入者の追跡が可能な対面販売のみで、しかも期間限定で行うことにしたという。2年経過後に、販売期間を延長するか、あるいは同じ成分を使った別の商品を開発するかなどについては、「検討中」(広報)としている。
 今後はテレビCMや街頭のポスターなどを通じて、積極的なプロモーション活動を展開していく予定だ。
 すでに全国の販売員への教育は終了している。各販売店が、商品の認知に向けたイベントなどをそれぞれ行っていく予定だという。

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