パス/決済事業を売却/マードゥレクスの通販事業を主軸に

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 決済代行や旅行事業を手掛けるパスは11月14日、決済事業を売却すると発表した。15年7月に買収した化粧品通販のマードゥレクス(本社東京都)と、マードゥレクスのグループ会社で化粧品企画開発のジヴァスタジオ(本社東京都)の2社で構成する通販事業を主軸に置き、グループの早期黒字化を目指す。
 同日付で発表した16年4―9月期(中間期)の連結業績によると、通販事業の売上高は15億6100万円、営業利益は1400万円だった。下期は通販事業が売り上げの9割を占める計画だ。
 上期は新発売したマードゥレクスの化粧品「エクストオイルクレンジング」や新色の「CCクリーム」のほか、夏用の「クールフィットカバーパウダーUV」の売れ行きが好調だった。
 パスグループ全体の中間期の売上高は、マードゥレクスとジヴァスタジオの買収により前年同期比352.8%増の17億4800万円に拡大。しかし、不採算事業の低迷により、営業損失1億2500万円(前年同期は2億7600万円の損失)、経常損失1億2600万円(同2億8800万円の損失)、純損失2億6100万円(同2億900万円の損失)といずれの利益段階も赤字となっている。
 通販事業は今期、広告宣伝の手法を新聞などからデジタルに移行しており、コスト削減を図っている。

(続きは、「日本流通産業新聞」11月17日号で)

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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