ポーラ第3四半期/売上高9.4%増/決算インバウンド需要の影響大きく

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 ポーラの16年1―9月期(第3四半期)決算は売上高が前年同期比9.4%増の835億4300万円となるなど好調だった。訪日外国人の化粧品購入の増加が業績に大きく寄与したとみられる。
 エイジングケア・美白化粧品の売り上げが好調に推移した。訪日外国人による購入比率は、全体の約12%に達したという。ただ、同社は、「インバウンド需要は一過性のボーナスのようなもの」と位置付けている。「今後は同様の成長は続かない。爆買いのような現象は望まず、いいものを顧客に選んでもらい、長く使ってほしい」(広報)と話している。
 化粧品の売り上げ構成比率は、路面店などの「ポーラ ザ ビューティー」が42.4%、代理店が自主運営で展開する郊外型サロン「エステイン」が42.9%、従来型の訪問販売などが14.7%だった。訪問販売の売り上げ構成比率は、前年同期比で4.2ポイント減となり、訪販の売上高は同10%減となった。
(続きは、「日本流通産業新聞」11月3日号で)

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